導入例

アグリクリーナー®

特許認証登録済( 特許第6485827号 )

村井式イチゴ苗炭酸ガス処理ハダニ防除システム

組み立て事例(一部動画・公開中)

1.水封枠組立(外気遮断用)

 以下のシステムの組立及びガス注入方法など一連の作業内容は初回、現地立ち上げ訪問いたします。(代理店または当社、お客様の定植日程と訪問日程を調整させてください)また、システムのご検討段階で他の必要な手配などをご案内いたします。ご安心ください。

システムは以下の水封枠から組立を行います。水封枠は水とシート類で(アルミ蒸着)外気遮断・ガスを保持するためです。3種類のプラスチック製の水封枠はコーナー枠とストレート枠2種で構成・組立を行います。

※プラスチック製の水封枠は水封式殺虫システム用として新規開発しました。組立式で軽量化と安定的な水圧保持が実現できました。ガス処理部内部へ(水封枠)外気遮断用の水を注入した際、内部へ誤って水が流入することは有りません。

2.ベースシート敷設

水封枠内へ、ベースシート※を敷設します。更に、ベースシートは水封枠の枠内に沿って敷設します。誰でも簡単に位置合わせ・敷設できます。

※アルミ蒸着シートの特徴と害虫の(ハダニ)殺卵・殺虫について … (以下の特徴は当社のみの唯一技術です。)

①アルミ蒸着シートは高い遮熱性と気密性が優れおります。(ガス処理中の太陽光などの遮熱はもちろん、保温効果に優れイチゴ苗等のガス処理には最適です)また、国内トップクラスの製作技術と厳選された高品質のものをご提供しております。

ガス処理(燻蒸)時の外気温度が平均温度25℃を下回る場合は、殺卵ミス発生要因(定植後に害虫の再発)となります。当社のアルミ蒸着シートと加温温度管理機能の組み合わせで(加温装置・温度計 Bluetooth付と温度計測専用含む2台が標準装備です)安心して害虫の殺卵・殺虫が可能となります。

※加温機能と温度管理ができないシステムは、夏場の低温時期に殺虫ミス要因となります。せっかく高価なシステムを導入してもハダニ等の再発が懸念されます。(実際、殺虫ミスが出ている声を多く聞きます。ご注意ください。)

3.イチゴ苗コンテナ段積

殺虫予定のイチゴ苗は、事前に選別を行いながらコンテナへ収納準備します。コンテナ苗は所定の段積みを行い殺虫ガス処理を一括で行います。(段積み苗の方法は、ご購入マニュアル及び初回現地訪問でご説明いたします。ご安心ください。)

4.袋シート設置作業

袋シートは段積みコンテナを覆いながら水封枠の枠内へシート末端を入れます。

◆公開動画をご紹介します。

5.水封枠の枠内へ水を注入

水封枠の枠内はベースシートと袋シートが重なっております。枠内へ所定量の水を注入し、完全に外気を遮断します。・・・水封式と呼ばれます。

これによりガス処理部は(水封部)完全に外気遮断され、ガスの注入待ちとなります。

6.気密漏れ試験

気密漏れ試験の目的は、ガス漏れ事故の防止とガス保持能力の確認のためです。袋シート内の大気をブロアーで抜きます。袋シート内部のガス処理部は(水封部)陰圧となり、袋シートが収縮します。

◆公開動画をご紹介します。

7.気密漏れ試験の確認

袋シートが収縮させた状態から所定時間経過の後、収縮キープ維持が確認できれば試験合格です。

袋シートの収縮が維持できない場合は、代理店または当社へご連絡ください。

※シート類の一部でシートの穴あき・切れなどが想定されます。また、ガス漏れの危険性が伴います。(ガスが途中で抜け、殺虫条件の濃度以下で殺中ミス要因)

※特に、古いシートの3年を超えてのご使用は危険です。(シートの補償は1年です。使用頻度と保管状態によりますが2年が限度です。消耗品・ランニング費用と位置付けてください。)お客様にもよりますが、毎年確実にシートを交換される方もおります。早めに交換用シートのお手配を代理店または当社へご連絡ください。

※シートのお手配はお客様の地域によりますが、ご連絡当日から納品まで最短1~3日程度かかる場合がございます。(当社は常に最短納品日程を目指しております)

8.高濃度炭酸ガス注入と燻蒸

炭酸ガスは専用の炭酸ガス供給装置とガス混合ユニットを用い(特許証登録済:特許第6485827号 袋シート内部の大気を炭酸ガスで混合する装置・その他特許拡大請求が多数あります。)ガス注入を行います。ガス濃度は炭酸ガス濃度測定器で確認し所定のガス濃度に達した後、ガス濃度の均一化を図り24時間燻蒸殺虫処理を行います。

注1) 炭酸ガスはイチゴ用農薬登録を必要とします。当社取り扱いの「昭和電工ガスプロダクツ社製」をご用命ください。

注2)殺虫時の外気温が25℃平均を下回る場合は、特に殺卵ミス発生要因となります。当社は加温温度管理も標準装備で、安心して殺虫処理を行えます。

注3)当社の登録済特許(特許第6485827号)は、その他複数の拡大請求権が認められ保護されております。これらは現在商品販売の『アグリクリーナーⓇ』基幹技術所有権を更に強固にすると共に、類似品を含む商品販売の阻止を目的としています。尚、袋シート内での炭酸ガス注入方法および大気利用の混合・希釈方法は如何なる方法も当社特許請求権に帰属しております。(袋シート内のガス注入・大気利用方法は全て対象です)

イチゴ農家① 黒田さん 導入例

kuroda

鹿沼市村井町で 60a ほどのイチゴ(品種はとちおとめ)を栽培しておられ、2014年から炭酸ガス殺虫システムを導入し、高濃度炭酸ガスの試験に取り組み、炭酸ガスの高い効果を実感しています。

イチゴ農家② 篠崎さん 導入例

shinozaki

篠崎さんの圃場では2006年の早期から天敵の試験に取り組むとともに、2014年から炭酸ガスの試験も行い、水封式高濃度炭酸ガス処理システムを導入しています。ミツバチの試験や収量調査等大変お世話になっています。

イチゴ農家③ 谷田貝さん 導入例

yatagai

防虫灯、赤色ネット、天敵等さまざまな新しい技術の導入に積極的で、IPM研究で大変お世話になっています。現代農業6月号にも登場しておられ、2014年から宇都宮大学で開発した水封式高濃度炭酸ガス処理システムを導入しています。収量増加だけでなく、労働の軽減にも大きく貢献することを体現されています。

イチゴ農家④  澤地さん 導入例

sawachi

2014年から水封式で試験を行ってもらっている神奈川県の澤地さんです。神奈川県いちご組合連合会主催の「神奈川県いちご品評会(立毛の部)」で農林水産大臣賞を受賞するなど高品質なイチゴを栽培されています。